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【新】『東大阪むかしむかし』

たいこ台担こか、だんじり曳こか

たいこ台担こか、だんじり曳こか(前編)

かわちの祭り

「日本中の祭りという祭りがエネルギーの一大昂揚という祭りの本質をうしなってしまっているというのに、この若江村の祭りばかりは全村が闇の中で集団発狂してしまっているのではないかとおもわれるほどに伝統的であった。三台のだんじりが地をゆるがして駆けまわり、たがいに戦車戦のごとく相手を撃破しようと・・・(後略)」

東大阪の国民的作家・司馬遼太郎氏が、「司馬遼太郎 街道をゆく」 (朝日ビジュアルシリーズ)の中で、若江鏡神社の祭りについて書 いた一節です。

まさにその通り!

若江村の文字を東大阪の他の村に置き換えて、だんじりをふとん太鼓に置き換えてもまったく一緒です。

東大阪、いやかわちで「祭り」と言えば、欠くことのできないもの、親の誕生日は忘れても、「祭り」の日は忘れません。

神事と神賑(かみにぎわい)

「祭り」とは、「神」さまを「祀る」行為でありますが、「祭り」には厳粛に「神」さまと向き合う「神事」と、わたしたちが祭りと認識している「神賑(かみにぎわい)」があります。

さて、わたしたちの東大阪地域の「神賑」は、「だんじり」と「ふとん太鼓」の巡行です、現在およそ70台の「だんじり」に70台の「ふとん太鼓」があるそうです。

 だんじりの由来で、一番古い記録は、1649(慶安2)年の「天神祭」で、1838(天保9)年には、1万3千人もの人がだんじりの長大な綱を曳いて町中を走りまわった記録があります。

「ふとん太鼓」も1798(寛政10)年刊の「摂津名所図会」に、「難波の夏祭りの囃し太鼓は数百の雷鳴にも及ばず、炎暑に汗を流し勢い猛にして天地も轟くばかり」と難波神社の「ふとん太鼓」が担かれているようすが描かれています。

 「だんじり」も「ふとん太鼓」も大坂で生み出され、各地に伝わり、伝わった先々で独自の発展を遂げたのです。

  民俗学者・折口信夫氏は、「秋からさきは神事が多く、神の心を賑はし申す行事が、社々で行はれる。祭りがあると、芸能めいた所謂神賑ひの行はれるのが普通である。人は、之を余興のやうに思つてゐるが、其れは違ふ。いろいろの神賑ひを思ふと、信仰の根深さ、又形を変へて永続する強い意力を感じる」と述べています。

 いかなる「神賑」も、「神」さまに捧げる行事であり、それに関わる人々の紐帯を強くし、地域の絆を成立させるものなのです。

 それにはこういう話も伝わっています・・・

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。