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食物アレルギー 除去から摂取へ

市立総合病院 小児科・土井政明医師 市政だよりから抜粋

2015/04/13

食物アレルギー 除去から摂取へ

「食物アレルギー」という病名を耳にしたことはありますか。
卵など特定の食物を食べると、アレルギー症状によってじんましんやせきが出たり、嘔吐したりする病気です。

重症な場合は呼吸困難や血圧低下などをきたし、命にも関わることもあります。

近年、子どもの食物アレルギーは増加の一途をたどっています。

乳児は5パーセント~10パーセント、幼児では5パーセント、学童では1.5パーセント~3パーセントが食物アレルギーであるとの報告もあり、食物アレルギーに対する診療の必要性は高まるばかりです。

しかし、食物アレルギーは診断も難しく、現在広く行われている血液検査だけでは正確な診断や重症度評価をすることはできません。

現時点では食物経口負荷試験だけが唯一、正確に診断・評価できる検査です。

食物経口負荷試験とは、食物を実際に食べて症状が出現するかを観察する検査です。

また、これまでは食物アレルギーの原因食物は食べることを制限することが一般的でしたが、最近ではむしろ安全な量を調べたうえで積極的に食べた方が治りやすいことが分かってきています。

当院では食物経口負荷試験を原則日帰り入院で行っており、子ども医療費助成制度が適用されます。

ご相談の際は、かかりつけ医からの紹介状を持参してください。お子さんの食物アレルギーについていっしょに考えていきましょう。
問合せ先
市立総合病院総務課 06(6781)5101、ファクス06(6781)2194