プロによる ワインに合うレシピ
マグロたたきといちじくのカルパッチョ風2017/10/23
マグロたたきといちじくのカルパッチョ風 by 大橋みちこ
マグロといちじく。
魚と果物、これが意外にものすごく合う。
トロッととろけるマグロといちじくの柔らかくとろっとした食感がなんとも言えない絶妙な相性。
口の中で一緒に溶けていく感じ。
オリーブオイルとバルサミコ酢の風味がマグロといちじくの味わいを繋いでくれます。
みょうがの爽やかな香りがアクセントになって、余韻は爽やかに。
赤ワインにぴったりのレシピです。
材料
【材料 2~3人分】
くるみ 20g(素焼きのもの)
マグロのさく 150g
(できれば中トロを使うとより美味しい)
塩 小さじ1/3
胡椒 少々
オリーブオイル 小さじ1
いちじく 2個(約120g)
みょうが 1個
クレソン 約25g(ルッコラやベビーリーフでも)
[a]
醤油 小さじ1
オリーブオイル 小さじ1
バルサミコ酢 小さじ1/2
わさび 小さじ1/3
作り方
【1】くるみはフライパンで乾煎りして、手で2~3つに割る。
【2】マグロに塩胡椒をまぶす。
フライパンにオリーブオイルを熱し、
弱火でマグロの表面を焼く。
冷蔵庫で冷やしておく。
【3】いちじくは6等分のくし形に切る。
(皮が硬い場合は皮をむく)
【4】みょうがは縦半分に切り、斜め薄切りにする。
【5】クレソンは3~4cmの長さに切る。
【6】[a]を混ぜる。
【7】焼いたマグロをそぎ切りにする。
お皿に、マグロ、いちじく、クレソン、みょうがを盛り、
マグロに[a]をまわしかけ、ナッツを散らして胡椒をふる。
このレシピのコツ・ポイント
マグロは脂がのっている中トロを使った方が、よりいちじくとの相性が良くなります。
クルミを散らすことで香ばしさのアクセントにも。
この料理に合うワインのタイプ
この料理に合わせたいのは、ミディアムボディの赤ワイン。
マグロは赤身の魚なので、白よりも赤ワインの方が合わせやすい。
でも、旨みを活かすために、渋みはあまりない滑らかなものを。
いちじくの甘味に合わせて、ジューシーな果実味のあるワインがおすすめです。
例えばこんなワイン
セント・ジョンズ・ロード
ライン・アンド・レングス カベルネ・ソーヴィニヨン
カシスなどの完熟果実や甘草、チョコレートなどの風味が幾重もの層を成して広がります。口当たりは非常に官能的で、繊細さとバランスを兼ね備えています。
フェウド・アランチョ
フェウド・アランチョ ネロ・ダーヴォラ
非常に豊かな香りが印象的。イチゴやカシスの果実に、黒胡椒のアクセント。果実由来の甘味と上品な酸のバランス。
ソフトなタンニンで舌触りが滑らかです。
カンティーネ・コローシ
コローシ ネロ・ダーヴォラ
まるでブドウジュースさながら、非常にジューシーな果実味が特徴。カシスやブラックチェリーのような完熟した黒果実。
滑らかなタンニンと綺麗な酸のバランスがよく、旨味たっぷり。
フェウド・アランチョ
カントドーロ
シチーリア島で口伝えされてきた愛を歌った楽譜があしらわれています。太陽の恵みをたっぷりと受けた芳醇な果実味とコクのあるボディが楽しめる本格派フルボディです。