プロによる ワインに合うレシピ
洋風鯛めし by 大橋みちこ
お鍋で炊く洋風の鯛めしをご紹介!
鯛の旨味と菜の花の苦味、アスパラの甘み。
食材の風味が詰まったこの鯛めしレシピは、メインにも、〆のご飯にもどちらにも使えます。
玉ねぎと一緒にセロリを使うことで風味が増してグッと味わい深くなります。
仕上げに散らす、チーズやケッパー、ピンクペッパーは見た目も味も華やかにしてくれます。
材料
【材料(4~6人分)】
米 2合
鯛の切り身 4~6切
(人数に合わせる)
薄力粉 適量
アスパラ 3本(約100g)
菜の花 80g
セロリ 1/2本(約80g)
新玉ねぎ 1/2個
(普通の玉ねぎでも)
にんにく 1片
コンソメ 1個
オリーブオイル 小さじ2+大さじ1
塩 小さじ1/3+適量
ケッパー 大さじ1と1/2
ピンクペッパー 適量
レモン 適量
作り方
【1】お米は研いでザルにあげておく。
にんにく、セロリ、新玉ねぎをみじん切りにする。
仕上げ用のケッパーを粗く刻み、チーズを削っておく。
【2】鍋にオリーブオイル大さじ1を熱し、
にんにくとセロリと新玉ねぎを
塩ひとつまみをふって弱めの中火で炒める。
【3】アスパラは根元の固い部分を切り落とし、
下の方だけピーラーで皮をむいて、斜め薄切りにする。
【4】菜の花は2cmの長さに切る。
【5】米も加えて炒め、全体が熱くなったらスープ(できればお湯400ccにコンソメと塩小さじ1/3を加えて混ぜておく)
を加えて沸騰したら蓋をして強めの中火で5分煮る。
【6】鯛の切り身に、塩少々をふり、
5分くらい置いて水気を拭き取る。
薄力粉を薄くまぶす。
【7】フライパン(鍋でもOK)にオリーブオイル小さじ2を熱し鯛を中火で両面焼き、取り出す。
【8】蓋を開けて、アスパラと菜の花、焼いた鯛をのせる。
火を強めて再度グツグツしたら蓋を戻し、弱火で10分蒸す。
【9】10分経ったら、10秒強火にかけて、火を止めてそのまま10分蒸す。
鯛を一旦取り出して混ぜ器に盛り、鯛をのせて
ケッパー、チーズ、ピンクペッパーを散らし、レモンを添える。
このレシピのコツ・ポイント
中のスープがずっとグツグツしている状態を保てるように、煮始めるの時や蓋を開けた後は火を強めにするなど、火加減を調整してください。
仕上げのケッパーやレモンで、酸味が加わり味が引き締まります。
この料理に合うワインのタイプ
このレシピに合わせたいのは、辛口の白ワイン。
菜の花の苦味が効いているので、それを包み込む果実の甘みがあるものがオススメ。
鯛の旨味を引き立てるミネラル感も感じるワインだと更に合います。
例えばこんなワイン
マストロベラルディーノ
ラクリマ・クリスティ・デル・ヴェスーヴィオ ビアンコ
カンパーニア州を代表する銘柄で「キリストの涙」の名を持つワイン。柑橘類や花のようなフローラルな香り。豊かなミネラルとグレープフルーツのようなビター感が心地よいワインです。
グアルド・デル・レ
ヴァレンティーナ
ふくらみのありそうな輝きのある色合い。トロピカル・フルーツやカシューナッツのニュアンス。厚みがあり、酸の余韻が心地よく、つややかな口当たりが好印象。ボリューム感が高い。
アデガス・バルミニョール
バルミニョール アルバリーニョ
スペイン白ワインの銘醸地リアス・バイシャスでも屈指の生産者。ミネラル感や柑橘系のフルーツ、アプリコットを想わせる香り。フレッシュな酸味が心地よい白ワインです。
アンセルモ・メンデス・ビーニョス
ムロス・アンティゴス アルバリーニョ
丁寧に手摘みされたブドウを使用。透明感があり、輝きのある黄金色で、華やかなフルーツのアロマやミネラル感に富む。
魚介類との相性が抜群の白ワインです。