こんにちは、まいぷれ東大阪市編集部です!
8月は稲田桃の季節です@楠根地区
2016/08/23
ジャム作りはおまかせ~♪ 稲田桃を広めるために頑張っている人が居ます♪
8月最初の土曜日、稲田リージョンセンターで行われた企画運営委員の会合にお邪魔しました♪
実は、稲田桃の収穫は、例年8月の第一週の週末なのですが、今年は天候の具合で実りが早く、7月の最終週には摘み取りが終わっていました。
少々乗り遅れたのですが、8月の最初の土曜日には、本番の収穫時に取り切れなかった桃を収穫し、有志でジャム作りを行うという話が!!! ということで、稲田桃のジャム作りの見学にお邪魔してきました♪
稲田リージョンセンター企画運営委員会の皆様、ありがとうございました♪
徳庵駅前すぐの幸福堂(和菓子)さんの包装紙
みなさん、稲田桃ってご存知でしょうか?
楠根地区は、江戸時代ごろには広大な桃畑になっていて、それを旧大和川から船で見物するという図が観光の目玉だったようで、今でも「河内名所図会」という当時の観光ガイドの絵を見ることができます。
※徳庵駅すぐの幸福堂さんでは、その絵を彩色して包装紙にされています。
それでは、稲田桃ジャム作りの現場の様子をご覧ください。
ちょっと小ぶりな桃で、最大の特徴は尖っていることです。
楠根のリージョンセンター前でたわわに実る稲田桃
一つ一つ見てもなかなか減りません。根気の要る作業です。
まずは桃の選別です。
熟れて柔らかすぎる桃、傷んだものなどは、この時点で抜きます。
沢山あるので、これだけでもかなりの作業です((+_+))
みんなもくもくと作業されています。
きれいなスポンジで丁寧に一つずつ洗ったら、それを細かく切っていきます。この作業は、パカっと二つ割にするのではなく、少しずつ削いでいきます。こうすると、万が一虫が入っていたときに発見できるそうで、丁寧な作業に頭が下がります。そして、一ざるごとに重さを決めてきっちりと計量していきます。かたわらでは、檸檬をギューっと絞り、やはりきっちり計量していきます。
計量を終えた桃
奥ではレモンを絞って計量しています。
そうかと思ったら、ガスのところでは鍋にお湯が沸かされます。どうやら瓶を煮沸消毒されるようです。手際がいいですね~(^◇^)
洗い終えた瓶は綺麗なタオルの上で逆さにされ、ジャムが出来るのを待ちます。
蓋も同じように煮沸消毒されて並べられていました。
ラベルも手作り!
実は、私は午後から別件があり、この後の作業は取材できませんでした。お話しによると、このあと
・切ったモモに少しタネを入れて(赤い色を出すため)炊いて柔らかくする。
・炊けたものをミキサーで砕いてジャム状にする。
・砂糖とレモン汁を入れて煮詰める
・瓶に詰める
という工程を経て、稲田桃のジャムが出来上がるようです。右の写真は、7月末に作業された分のジャムです。これらがJAで販売されます。一部は徳庵の幸福堂さんでも売り出されます。
いかがですか?今回は稲田桃の収穫時期に行われるジャム作りを取材しましたが、実はこの地域の稲田桃の取組みには、さまざまな地域の方々の努力の歴史があるんです。
その取り組みの歴史については、またお知らせしたいと思いますので、どうぞお楽しみに♪
あなたも稲田桃ジャムを、是非お買い求めくださいね(^^)/