会社から「不景気だから来月から給料カットする！」って突然言われたことありませんか？

労働契約法第8条には、「労働者及び使用者は、その合意により、労働契約の内容である労働条件を変更することができる。（労働契約の内容の変更）」
同法第9条には、「使用者は、労働者と合意することなく、就業規則を変更することにより、労働者の不利益に労働契約の内容である労働条件を変更することはできない。（就業規則による労働契約の内容の変更）」とあります。

つまり、会社は、会社と労働者で交わした約束 （労働契約）を労働者の同意なく 不利益に変更することは原則としてできないのです。
また、労働基準法第15条により、給料、労働時間、仕事の内容など、労働者と会社で合意 した労働契約と実際に働いてみて条件が違っていた場合、労働者は労働契約どおりとするよう会社に要求でき、 会社が応じなければすぐに労働契約を終わらせることもできるのです。

しかし、下げられた給料を、黙って受け取ると「給料を下げていい」という 同意があったとされてしまうことがあるので、注意しましょう。

もし、アナタの同意なく不利益になるような労働条件へ変更される場合には、最寄りの総合労働相談コーナーや労働基準監督署に相談しましょう！



大阪総合労働相談コーナー便覧

大阪労働基準監督署便覧