プロによる ワインに合うレシピ
豚肉とゴーヤのスパイス炒め by 大橋みちこ
夏に食べたいゴーヤ料理をご紹介!
ゴーヤの苦味と豚肉の脂って最強の相性。
ニンニクや生姜たっぷり、それに、とうもろこしの甘味とスパイスが重なって、食欲を掻き立てる味。
いかにもビールに合いそうですが、実はワインも合うんです。
ポイントは、ちょい甘なものを選ぶこと。
苦味と甘味が心地よく中和するマリアージュ。
暑い夏にぴったりの一品、ぜひお試しください!
材料
【材料(2~3人分)】
ゴーヤ 1/2本
(正味約120g)
豚バラ薄切り肉 100g
インゲン 50g
とうもろこし 1/2本
ニンニク 1片
生姜 10g
卵 2個
塩 小さじ小さじ1/4 + 小さじ 1/4 + 小さじ1/6
砂糖 小さじ1/2
ごま油 小さじ2 + 小さじ1
クミンパウダー 小さじ1/4
パプリカパウダー 小さじ1/4
醤油 小さじ1
粗挽き黒胡椒 たっぷり
作り方
【1】ゴーヤはわたをスプーンで取り除き、7~8mmの厚さに切り、塩小さじ1/4と砂糖小さじ1/2をまぶす。
【2】インゲンは4cmくらいの長さに、とうもろこしは実をこそげる。
【4】豚バラ肉は4~5cmの長さに切り、塩小さじ1/4で下味をつける。
【6】フライパンにごま油小さじ2を熱し、ゴーヤ、インゲンを焼き付けるように炒める。焼き色がついてきたらとうもろこしを加えて炒め、取り出す。
【7】フライパンにごま油小さじ1を入れ、弱火でニンニクと生姜を炒める。香りが出てきたら豚バラ肉を加えて中火で炒める。
【8】豚肉に火が通ったら、(6)の野菜を加えて、クミンパウダーとパプリカパウダーを加えさっと炒める。
【9】溶き卵をまわしかけ10秒くらい待つ。卵が固まり始めたらざっと混ぜ、醤油で香りをつける。
このレシピのコツ・ポイント
クミンパウダーの代わりに、クミンパウダーを使ったり、カレー粉を使ったりしてもOK。
辛いのが好きな方は、チリパウダーを使うのもアリです。
この料理に合うワインのタイプ
ワインを合わせるときは、ちょっと甘めのものを選ぶのがポイント。
ゴーヤが苦いので、辛口のワインだと、酸味やえぐみが出てしまって合わないことが多い。
すっきり系の甘口は、甘味がゴーヤの苦味と中和しつつ、酸味が豚肉の脂もすっきり流してくれます。
例えばこんなワイン
ヴァイングート・ドクター・ローゼン
ヴィッラ・ローゼン モーゼル リースリング
デカンター誌で「世界の白ワイン生産者」のトップ5位入賞を果たしたエルンスト・ローゼン氏のリースリング・ワイン。きれのよい酸味と程よい甘味が抜群のバランスです。
ゲブリューダー・シュテッフェン
ピースポーター ミヒェルスベルク リースリング カビネット
中部モーゼルの銘醸地「ピースポート村」で生まれた爽やかなやや甘口ワイン。果実味に富んだ味わいで、いきいきとした酸とスッキリとした甘味が好評です。
ゲブリューダー・シュテッフェン
オッペンハイマー クレーテンブルンネン カビネット
ラインヘッセンを代表する優良ワイン産地「オッペンハイム村」。「ひき蛙の泉」と名付けられた有名な畑で産する、マイルドな口当たりが特徴のワインです。
フォリス・ヴィンヤーズ・ワイナリー
スワロー ゲヴュルツトラミネール
オレゴン産グッドバリューな白ワイン。ピリッとした柑橘類の花やマンゴー、アジアンスパイスが漂います。ボリューム感のある口当たりで長い余韻が心地良い、ほのかな甘さを持ちます。