プロによる ワインに合うレシピ
豚肉の中華風醤油煮込み by 大橋みちこ
中華料理とワインは意外に相性がいいのは皆さんももうご存知の通り。
家で本格中華とワインのマリアージュを楽しんでみましょう!
豚肉をごろっと大きく切って、醤油で煮込みます。
「五香粉」を少し使うだけで、味わいはかなり本格的に。
しっかりめの赤ワインと相性がいい、豚肉料理のご紹介です。
材料
【材料 2~3人分】
豚肩ロース塊 約400g
塩 小さじ1/3
卵 1個
片栗粉 小さじ2
ニンニク 1片
生姜 1片(約10g)
サラダ油 大さじ1
醤油 大さじ2
砂糖 小さじ2
赤ワイン 大さじ2
水 250cc
五香粉 少々(あれば)
胡椒 たっぷりめ
青梗菜 2株
作り方
【1】豚肉は、8等分くらいに切る。
【2】ビニール袋に塩、溶き卵、片栗粉を入れ
豚肉も加えて揉み込み10分置く。
【3】ニンニクと生姜は薄切りにする。
【4】鍋に揚げ油を熱し、170~180℃くらいの温度で豚肉を表面にこんがりと色づくくらいまで揚げる。
ペーパータオルの上などに取り出す。
【5】フライパンにサラダ油を熱し、ニンニクと生姜を中火で炒める。醤油、砂糖、赤ワイン、水、豚肉を加えて、
汁気がほとんどなくなるまで中火で煮る。
【6】火を止める前に、五香粉と胡椒を少々加えて軽くあえ、
最後2~3分煮詰める。
【7】青梗菜は、縦に半分に切り、塩少々を加えた湯で1分半茹でて、ざるにあげる。
器に豚肉と共に盛り、フライパンに残ったタレをかける。
このレシピのコツ・ポイント
豚肩ロースの代わりにスペアリブを使っても美味しくできます!
胡椒をたっぷりとふるのも、ポイントです。
この料理に合うワインのタイプ
甘辛い醤油味が、赤ワインの凝縮した果実味と好相性。
ワインにスパイシーな香りがあると、五香粉や胡椒のスパイシーな風味ともマッチ。
料理にボリューム感があるので、ミディアム~フルボディのしっかりした赤ワインがオススメです。
例えばこんなワイン
アジィエンダ・アグリコーラ ムステラ
バルベーラ・ダルバ ルビア
やや紫がかったルビー色で、プルーンやブルーベリーなどのフルーツ香が感じられます。口当たりも柔らかく、香り同様にフルーツ感が広がり、程よい余韻もお楽しみ頂けます。
テヌータ・サンアントニオ
モンティ・ガルビ ヴァルポリチェッラ・リパッソ・スペリオーレ
カシスやプラム、イチゴジャムのような果実香に、スギやヒノキの心地よい香り。しっとりとした果実味に伸びやかな酸。
なめらかな舌触りとザクロのようなフルーツのニュアンス。
テヌータ・マルシリアーナ
ビリッロ
深い色合い。プラムや珈琲などの香りに、
品種由来のハーブのニュアンス。
熟した果実の旨味が豊かで、柔らかなタンニンと口当たり。
丸みのある味わい。
マストロベラルディーノ
レディモーレ イルピニア アリアニコ
「ベリーの王様」という意味の赤ワイン。その名の通り、ベリー系の果実味がぎゅっとつまった芳醇なスタイルに、
バニラやコーヒーのニュアンス。
しっかりとした骨格の本格的な味わい。
サン・マルツァーノ
コレッツィオーネ・チンクアンタ+2
ワイナリー50周年を記念して造られ始めた特別なワイン。
濃い赤紫色、ブラックベリーやプルーンの様な果実味、スパイス、バニラや甘草などのアクセント。
滑らかで長い余韻が楽しめる。