プロによる ワインに合うレシピ
鶏むね肉とナスのチリソース炒め2017/12/06
鶏むね肉とナスのチリソース炒め by 大橋みちこ
料理との相性があまり良くないと思われがちな甘味のあるワイン。
いえいえ、そんなことありません。
辛味のある料理と合わせると、ワインの甘味と辛味が中和して、なんとも言えない心地よい相性に。
鶏むね肉の代わりに、ささみやもも肉、エビやイカで作っても美味しいですし、野菜もお好みのもので作れます。
ほんのり甘いワインと辛い料理、一度味わうと虜になります。
材料
【材料 3~4人分】
鶏むね肉 1枚(約350g)
塩 小さじ1/3
片栗粉 大さじ2 + 大さじ1
ズッキーニ 1本
茄子 2~3本(約180g)
生姜 約15g
にんにく 1片
長ネギ 1/2本
油 大さじ2 + 大さじ1
豆板醤 小さじ2/3
[a]
ケチャップ 大さじ2
酢 大さじ2
醤油 大さじ2
白ワイン 大さじ2(酒か水でも)
水 大さじ2
砂糖 大さじ1と1/2
作り方
【1】鶏胸肉は皮を取り除き、一口大に切る。
塩と片栗粉大さじ2をまぶす。
【2】湯を沸かし、(1)の鶏肉を2分ゆで、
ペーパータオルをしいたお皿にあげる。
【3】ズッキーニは1cm幅に切る。
茄子は一口大の乱切りにして水にさらして水気を切る。
【4】生姜は皮をむきみじん切りに、
にんにくと長ネギもみじん切りにする。
[a]を混ぜておく。
【5】フライパンに油大さじ2を熱し、
ズッキーニとナスを焼く。
火が通ったら取り出す。
【6】フライパンに油大さじ1を熱し、
生姜とにんにくを弱火で炒める。
豆板醤も加えて炒め、香りを出す。
【7】[a]を加えて1分煮立たせたら火を止め、
水溶き片栗粉(大さじ1に水大さじ1を混ぜる)
を加えてすぐによく混ぜる。
【8】火をつけてとろみがついてきたら、鶏肉、ズッキーニ、
茄子、長ネギを加えて、和えるように炒める。
このレシピのコツ・ポイント
鶏胸肉に片栗粉をまぶしてさっとゆでてから使うと、パサパサしがちな鶏胸肉もしっとりプルプル食感に。
この料理に合うワインのタイプ
このレシピに合わせたいのは、甘味のある白ワイン。
チリソースの唐辛子の辛さと辛口ワインはケンカしてしまい、辛さをさらに強調してしまいますが、甘味があるワインを合わせると、その甘味が辛さを中和してくれます。
例えばこんなワイン
クロスター醸造所
フロイデ ラインヘッセン カビネット
ラインヘッセン産の爽やかな味わいが魅力的なやや甘口のワイン。繊細でフルーティな風味が、口の中いっぱいに広がります。
ゲブリューダー・シュテッフェン
オッペンハイマー クレーテンブルンネン カビネット
ラインヘッセンを代表する優良ワイン産地「オッペンハイム村」。「ひき蛙の泉」と名付けられた有名な畑で産する、
マイルドな口当たりが特徴のワインです。
ゲブリューダー・シュテッフェン
ピースポーター ミヒェルスベルク リースリングカビネット
中部モーゼルの銘醸地「ピースポート村」で生まれた爽やかなやや甘口ワイン。果実味に富んだ味わいで、いきいきとした酸とスッキリとした甘味が好評です。
ゲブリューダー・シュテッフェン
トリッテンハイマー アポテーケ リースリングカビネット
「アポテーケ」はモーゼルのトリッテンハイム村を代表する畑。爽やかな酸味とフルーティな味わいが口いっぱいに広がるスッキリとしたやや甘口ワインです。
フォリス・ヴィンヤーズ・ワイナリー
スワロー リースリング
華やかなジャスミンの香りを持つオレゴン産のグッドバリューな白ワイン。
濃密なリンゴの蜜や白桃のフレーバーが広がります。ふくよかで、ほのかな甘さが魅力のリースリングです。