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親子で楽しむ 『東大阪むかしむかし』

その2  ないりがふちの内助さん2015/05/25

むかーしむかし、東大阪にはおおきな二つの湖があったんやでぇー

鴻池の池

むかしむかし、大和川は河内平野を北へ流れて、新開池(しんかいいけ)と、深野池(ふこうのいけ)という二つの池へと注ぎこんでいました。

二つの池は、現在の大東市・南側から東大阪市の長田あたりまであったと伝えられ、池というより湖と呼んだ方がふさわしいほどの大きさで、鴻池新田のあたりは、池の中に沈んでいたのです。

深野池は、魚や貝などがたくさんいて、まわりの村人たちの生活を豊かにしていましたが、新開池のほうは、なぜか魚や貝を捕ることができなかったそうです。

それには、こんな話が伝わっているのです。

新開池のこい女房

新開池のほとりに内助(ないすけ)という独り者の漁師がおりました。

ある日、取ってきた鯉の中に、たいそうキレイな女の鯉がいて、売るのが惜しくて置いておいたのです。

この鯉、たいへん内助になつくので「ともゑ」という名前まで付けて、十四、五年も家の中で飼ってかわいがっておりました。

そうしたある日、世話する人があって内助は嫁を貰ったのです。

内助が漁に出て、嫁が一人で番をしていた夜なかの事です、水色に立浪の柄をあしらった着物をきた美しい女が訪ねてきました。

その女が、「わたしは内助どのとは深い仲で、お腹には子もあるのに、なんで、あなたのような女を嫁に迎えるのか、恨めしく思います。
さっさと親の里へ帰りなされ、さもなくば、三日のうちに大浪をうたせ、この家をそのまま池に沈めてやりましょうぞ。」と言い捨てて去りました。

帰ってきた内助に問い詰めると、「さらさら 身に覚えない事じゃ、そなたも考えて見よ。
この内助に、そのような美人がなびくものか、何かまぼろしでも見たのであろう。」と言ったのでした。

次の日の夕暮れ、内助が舟をこいで池に出ると、水面がにわかにに波立って、突然、大鯉が飛び出してきて舟に飛びのり、口から赤子のような物をはき出して消えました。

内助はおどろき、恐怖に駆られ逃げ帰ると、家の中の生簀には、かの鯉「ともゑ」の姿は無かったのです。

新開池の二匹の大蛇

新開池には二匹の大蛇が住んでいました。

漁をしようと舟を出すと、大蛇の怒りにふれて命を落とす者が絶えませんでした。

長田村の内助(ないすけ)という者も、魚を捕りに出たまま大蛇に呑まれ、帰ってこなかったのです。

大蛇が暴れるたび、池のそばの村々は洪水にみまわれ田畑や家が流されて、災難にあうのでした。

その年も洪水の為に米が出来ず、池の魚や貝などが捕れなければ、飢饉になることは確実でした。

困り果てた村人たちは、たびたび寄り合い、そして、「大蛇を退治をしよう」と決めたのです。

そして、大蛇退治をする日、村の若いもん達は、神さんに願かけて舟出してゆきました。

牙をむいて待ち構えている二匹の大蛇に若いもん達は死に物狂いで立ち向かいます。

神さんのご加護か、一匹が力尽きて白い腹を見せました。

残る一匹は、池の水をまき上げ空へと消えていったのです。

村人たちは喜び、祝宴をあげました。

が、しかし、まだ一匹残っています、いつまた、村を襲うかもしれません。

そんなある日、西堤村の庄屋の夢枕に、「わしは新開池の青蛇大明神である、われらを手厚く祀るなら、恨みを流そうではないか。」と言って立ったそうです。

あくる朝見ると、庄屋の家の縁がわに、一枚の大きなうろこが落ちていたので、そのうろこをご神体として、祠を建て、祀りました。

西堤神社の境内の水神社こそ、そのうろこをご神体として祀った祠で、雨乞いの神として信仰されてきたそうです。

内助はんの正体は?

新開池のほとりの長田村の長者の家に内助(ないすけ)という男が仕えていました。

ある日、内助はいつものように風呂に入ったのですが、なかなか出てきません。

心配した長者が風呂場をのぞくと、内助の姿はなく、大蛇がとぐろを巻いていたのです。

正体を見られた内助こと大蛇は、そのまま池に飛び込み姿を消してしまいました。

以来、この池を 内助の淵(ないりがふち)と呼ぶようになったと伝えられています。

長田の内助、蛇なった

♪女ばかりが 蛇になるものか 長田内介 蛇になった♪

新開池のまわりで伝わっていた唄と聞きます。



新開池、古い呼び名を 内助の淵(ないりがふち)と言うそうです。

清少納言は「枕草子」の中で「ないりその渕。たれにいかなる人のをしへけむ。」と記しています。



これらの話から、新開池こと内助の淵には、さぞたくさんの蛇が住んでいたんでしょうね。

むかしの人は、蛇を水の神さまとして崇めていたそうなので、村人たちは池の蛇を崇め、「内助さん」と呼びならわし語り伝えて親しんできたのでしょうか?

その内助の淵も、大和川の付け替えによって埋め立てられ開拓されて鴻池新田となり、現在ではここが大きな池であったと思い浮かべる事すらできません。

たくさんの内助さん(蛇)たちは、今、どこへ行ったのでしょうか?



おはなし  ひょこタンのパパ
(その2おしまい)

その3をお楽しみに!

                                 

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